栄養成分分析
1.分析する食品の確認
まず、弊社の「分析法」と「考慮しなければならない物質」をご確認ください。以下の成分が含まれている食品は、食品表示法に基づく分析方法において、対象となる成分の他に影響する成分も一緒に測定してしまうことがあります。食品によっては、分析時に影響する成分を考慮する必要があります。ご依頼前に弊社担当まで、必ずお問い合わせください。
分析項目 | 食品分類/食品名 | 考慮(成分を差引きする等) しなければならない物質 |
---|---|---|
たんぱく質 | コーヒー・緑茶類・発酵茶類 (上記の浸出液) |
カフェイン |
葉菜類の野菜 | 硝酸イオン | |
ココア・チョコレートなど | テオブロミン | |
水分 | アルコール飲料 | アルコール |
食酢/マヨネーズ/ドレッシング類/ 酢酸等の酢を使用している食品 |
酢酸などの有機酸 | |
炭水化物 | 緑茶・発酵茶類・コーヒー | タンニン |
チョコレート類・ココア | ポリフェノール |
分析項目 | 受託可能な分析方法 |
---|---|
たんぱく質 | 燃焼法(改良デュマ法) ケルダール法 |
脂質 | 酸分解法、ソックスレー抽出法、 レーゼ・ゴットリーブ法、液-液抽出法、 (クロロホルム・メタノール混液抽出法 ※1 ※2) |
水分 | 常圧加熱乾燥法、減圧加熱乾燥法、(蒸留法 ※1 ※3)、 (カールフィッシャー法 ※1 ※3) |
灰分 | 直接灰化法 |
炭水化物 | 計算式により算出いたします。 [100-(たんぱく質+脂質+水分+灰分)] |
食物繊維 | 酵素-重量法 |
熱量 (エネルギー) |
修正アトウォーター法(エネルギー換算係数を用いて計算) |
食塩相当量 (ナトリウム) |
原子吸光光度法 |
飽和脂肪酸/ トランス脂肪酸/ コレステロール |
ガスクロマトグラフ法 |
糖類 (果糖・ブドウ糖・ ガラクトース・ショ糖・ 麦芽糖・乳糖) |
高速液体クロマトグラフ法 |
※1 委託検査により実施いたします。
※2 該当する食品は「大豆」、「きな粉」、「豆腐製品」、「卵」などとなります。
※3 該当する食品は「香辛料(粉体)」、「食用植物油脂」となります。
※その他項目、試験方法につきましても承っております。お問い合わせください。
2.分析依頼書の作成とお申し込み
試験品を発送前に「分析依頼書」に必要事項をご記入の上、以下いずれかの方法にて弊社宛へ送付ください。
3.試験品の準備
1回の試験に必要な試料量は、200g以上です。試料量が確保できない場合は、別途ご相談下さい。
「食品微生物細菌検査」を同時にお申し込みの際は、検体をそれぞれ分けてご提出ください。
① 微生物検査用試料:100g以上、② 栄養成分分析用試料:200g以上
以上
4.試験品発送
試験品を発送下さい。宅急便にて発送いただく場合は、温度帯(「冷凍」または「冷蔵」)に注意の上、発送下さい。
到着次第、試験を開始いたします。
【送付先住所】
〒060-0012
札幌市中央区北12条西20丁目1-10 カネシメ冷蔵(株)2階
株式会社札幌市中央卸売市場食品衛生検査センター あて
理化学検査
1.試験依頼書の作成とお申し込み
試験品を発送前に「試験依頼書」に必要事項をご記入の上、以下いずれかの方法にて弊社宛へ送付ください。
2.試験品の準備
1回の試験に必要な試料量は、100g以上です。試料量が確保できない場合は、別途ご相談下さい。
【酸価・過酸化物価】の検体必要量につきましては、一般的な加工食品において、試験過程にて油脂として40g以上必要となるため、検体量300g以上必要となります。
油脂として抽出が40g以下の場合は試験不可の場合もございますので、必ずご依頼前に事前にお問い合わせください。
「食品微生物細菌検査」を同時にお申し込みの際は、検体をそれぞれ分けてご提出ください。
① 微生物検査用試料:100g以上、② 理化学試験用試料:100g以上
以上
のみ
3.試験品発送
試験品を発送下さい。宅急便にて発送いただく場合は、温度帯(「冷凍」または「冷蔵」)に注意の上、発送下さい。
到着次第、試験を開始いたします。
【送付先住所】
〒060-0012
札幌市中央区北12条西20丁目1-10 カネシメ冷蔵(株)2階
株式会社札幌市中央卸売市場食品衛生検査センター あて